豊かな遊び

私たち「たくする」では、高品質なサービスを提供できるように、こだわりの木のおもちゃをたくさん揃えています。

複数の託児依頼をいただきましたときは、その都度たくさんのおもちゃを持って現場に伺います。

小学生のお子さんから0歳の赤ちゃんまで、幅広い年齢層の子どもたちの「遊び」は様々で、見ているこちらも楽しくなるような時間でした。私からすると慣れ親しんだおもちゃで、遊び方を知っているつもりでも、出会う子どもたち一人一人によって遊び方が違うのですよね。遊び方に決まりがないおもちゃだからこそ、その子その子のやり方で積んだり並べたり崩したり…。「なるほど、こんな遊び方があるのだなあ」と、新鮮な気持ちをもらえる楽しい託児の時間でした。

一人ひとり自分の「こんな風に遊びたい!」という思いがあるからこそ、同じ積み木でも出来上がるものが全く違うものになるのでしょうね。木のおもちゃの良さは「決まりや正解がないこと」です。

「必ず家の形にしないといけない」「必ず高く積まなければいけない」という積み木はありません。シンプルなつくりの積み木だからこそ、どんな形にしてもOK!どんなものをつくってもOK!子ども達は「間違えないかな?」「これで合っているのかな?」と思いながら遊ぶ必要はないのです。

「こっちを高くしてみよう」

「順番に並べてみようかな」

「大きくなるようにたくさん積んでみよう」

子どもそれぞれの「やりたい!」の気持ちに木のおもちゃは答えてくれます。自分のやりたい気持ちが形になったらとっても嬉しいですよね。そんなとき子どもは本当に良い表情をして、達成感で満たされているのが伝わってきます。そして何より、「決まりや正解がない」おもちゃだからこそ、わたしたち大人は子どもの作ったものを否定することがないのです。子どものつくったものはどれも正解ですから、大人の口から出てくる言葉は「上手にできたね」「面白いものつくったね」などの優しい言葉です。

褒めてもらえるって子どもはとってもとっても嬉しい!私が子どもだった頃の気持ちを思い出すと、遊びを褒めてもらえることって、自分を肯定されたような気持になりました。嬉しくて少し誇らしい気持ち。自分の考えや、することを認めてもらえたような気持ち。そんな気持ちを木のおもちゃ遊びだと生みだせるのではないでしょうか。

「少しの時間だけれど、子どもたちに豊かな遊びの時間を提供したい」という私たちの想いに少しでも近づけると良いなと思います。

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